放浪書房の旅道具

「掌の記憶」千葉 巻末特集
放浪書房の旅道具

「#vanlife」を共にする、「放浪書房」愛用の14の旅道具をご紹介。

 □ 双子ランプ     □ ポーチとライト  
 □ 助手席の本棚    □ SPIRIT EAGLE
 □ Victorinoxのナイフ  □ KEENのNewport
 □ 鍋とシェラカップ  □ 手ぬぐい
 □ 炊飯器       □ 手帳と筆記具
 □ バーナー      □ iPhone
 □ 旅する太陽光発電  □ 付箋

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□ 双子ランプ

【ポイント】
・電池の交換時期をずらす。
・暗い方は、夜間の読書用。
・明るい方は、夜間の作業用。

「机の次に大事なもの」がこのランプで、普段はこのベッドルームの壁にぶらさげて使用。電池の交換時期をずらすことで、同じランプでも片方は明るめ、片方は暗めの明かりに。車のエンジンを切ったあとの明かりの確保は#vanlifeで大切なポイントです。

□ 助手席の本棚

【ポイント】
・助手席の白いトートバッグが「本棚」
・本棚の本は、売り物ではなく私物。
・昔から、旅をしながら本を読む。

初めての自転車旅。嵐でテントの中に閉じ込められた時、なぜか鞄に紛れ込んでいた『深夜特急』を読んだのが、旅と本のはじまり。放浪書房でも取り扱っている小屋関連の本は「居場所」に繋がるところがあり、ずっと気になっている。

□ Victorinoxのナイフ

【ポイント】
・何徳かわからないけれど、丁度良い。
・ナイフ、ドライバー、鋏をよく使う。
・旅先で、研ぎ師さんに研いでもらう。

「道具はできる限り1つにまとめたい」という想いを叶える多機能ナイフ。パンやハム、玉ねぎ程度は切れるナイフ。細めの薪なら切れる鋸。ドライバー、プライヤー、ピンセット、ピンオープナー、ワインオープナー、爪楊枝、眼鏡用ネジのドライバーまでこれ1本です。

□ 鍋とシェラカップ

【ポイント】
・基本はシェラカップがコップ兼鍋。
・チキンラーメンまではシェラカップ。
・大は小を兼ねない。

「偶然シンデレラフィットした」という蓋付き鍋とシェラカップ。初めての自転車旅で大きな鍋を使用して、こんなに要らないと気付いて徐々にコンパクト化。「最低限自分に必要な調理道具」として、コーヒー、ラーメン、味噌汁、お鍋までこの2つでカバー。

□ 炊飯器

【ポイント】
・カセットボンベでお米が炊ける。
・1合から5.5合まで炊ける。
・鍋で炊くよりも洗い物が少ない。

「#vanlifeの食生活を変えよう!」と最近購入した炊飯器。無洗米ならお水を入れて30分。商いから戻った夜に炊いて、その間に作業や買い出し。翌朝はおにぎりに。水回りをペットボトルに汲んだお水でカバーする#vanlifeでは、洗い物の少なさも重要ポイントです。

□ バーナー

【ポイント】
・カートリッジが手に入りやすいもの。
・冬場でもしっかり燃焼。
・夏場は暑すぎて、自炊に不向き。

「こいつで煮炊きをしています」というバーナー。手に入るお店が限られているキャンプ用のカートリッジではなく、全国のコンビニで手に入るカートリッジを使用するので、旅先でも安心。このバーナーを助手席の机に置き、鍋やシェラカップで料理をしている。

□ 旅する太陽光発電

【ポイント】
・日当たりのよい車内で、日中に発電。
・モバイル用のバッテリーをいくつか。
・家電用の大型バッテリーも1つ。

「旅する太陽光発電」と名づけられた発電セット。ソーラーパネルを日当たりの良い車内に置いて、複数のバッテリーに都度充電。走行中に車が作ってくれる電気にも助けられながら、旅先で安心して電気を使える状態を保つことも、自分らしく暮らすポイント。

□ SPIRIT EAGLE

【ポイント】
・鷲の精神と刻印された指輪。
・付け忘れた日は売上が悪くなる。
・なくしてと思っても、必ず出てくる。

「これがないと商いができない」という指輪は、数年前に祖母と叔母と3人で旅した那須塩原で見つけたモノ。「気に入ったものは縁だから」という祖母の一言で買い、いつも首から下げている。「振られた彼女からもらったモノでも、形見でもありません!」とのこと。

□ ポーチとライト

【ポイント】
・田舎の道の駅ではライトが必須。
・手荷物はポーチ一つでコンパクトに。
・手帳もペットボトルも入る優れもの。

「自分にとっての必要最低限の装備」というポーチは財布やiPhoneなどを入れ、放浪号を離れる時には必ず身に着けていて「これながいと体が曲がる」ほど。ポーチにも必ず入れる小さなLEDのライトは、車内での物探しや暗がりを歩くときに大活躍の優れもの。

□KEENのNewport

【ポイント】
・一年中、運転中も履いている。
・商い中はスニーカーに履きかえる。
・履き潰したら、また同じモノを買う。

「商い中以外はずっと履いてる」というKEENのNewport。ビーサンを愛用していた頃にキャンプ場で足をしこたまぶつけて以来、この靴に変更。走ることも、中に靴下を履くこともできる。お風呂上がりも運転も快適で、#vanlifeにはぴったり。

□ 手ぬぐい

【ポイント】
・乾きにくい車内でも、速乾性抜群。
・銭湯では体を洗う用と拭く用に分けて。
・暑い夜は濡らして、首に巻いて寝る。

「マイ・フェイバリット」という手ぬぐい。常に2~3本持っていて、この日は山形の「Book!Book!Okitama」と、広島のレモンの手ぬぐい。ハンカチやバスタオルの代わりにこれ1本。「柄がそれぞれ面白くて、その街の思い出が蘇りながら愛用しています」とのこと。

□ 手帳と筆記具

【ポイント】
・10年以上、手帳はトラベラーズノート。
・サラサの3色ペンはコンビニで購入。
・iPhoneのスキャンアプリで保存。

「いつも戻ってきてしまう」というトラベラーズノート。イベントのレイアウト図や屋台の設計図など、運転中にアイデアが閃いた時に車を停めて書き留める。「筆記具はこれじゃなきゃダメ」というサラサの3色ペンは「ざーっと書ける流れが大切」とのこと。

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□ iPhone

【ポイント】
・チラシやPOPはiPhoneで作成。
・コンビニのコピー機に飛ばして印刷。
・トークイベントの資料もiPhoneで。

「ほとんどの仕事をこれに頼っている」というiPhone。トークイベントの資料はKeynote、お店で使うPOPやチラシはPagesで、アプリを駆使して旅先で資料作り。「これがないと旅に出れない」ため、iPhoneケースは液晶の保護機能を最優先にチョイス。

□ 付箋

【ポイント】
・旅先で仕入れた古本に貼る。
・仕入れた街ごとに色を変える。
・時間ができた時に、地名を記入。

旅先で仕入れた「旅の本」を、次の街で売る放浪書房。旅そのものが暮らしになっているとみーさんにとっては、暮らしや働き方についての本も「旅の本」。「本に生かしてもらってる気がするから、お返しをしないといけない」という本への想いも込めて。

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